善悪併せ持つコレステロール
LDLコレステロールも健康診断では、騒がれています。
LDLコレステロールとはなんなのでしょうか?
参考サイトは→LDLコレステロール
以下、引用です。
一般に悪玉と呼ばれているのがldlコレステロール、善玉と呼ばれているのがhdlコレステロールです。肝臓で合成されたコレステロールは血液の中を全身に運ばれて利用されるのですが、これから使われる新しいコレステロールが悪玉とされているldlコレステロールです。この時点ではちっとも悪玉ではないのです。
血液中のldlが全部使われれば問題はないのですが、使い切れずに血液の中に留まり続けると酸化されて血管内に付着し動脈硬化などを引き起こすため悪玉コレステロールと言われるようになったのです。
一方hdlコレステロールは、細胞膜などとして使われた後、古くなって回収されたコレステロールのことを言います。hdlコレステロールとして回収され肝臓に戻って新しいコレステロールとして再生されます。古いものがしっかり回収されるということは細胞の新陳代謝がうまくいっているということですからhdlコレステロールは善玉と呼ばれ高いほうがいいと言われるのです。
善玉、悪玉はわかりました。HとLは何を表しているのでしょうか。
参考サイト2→HDLコレステロールとLDLコレステロールはなにが違う?
以下引用です。
血液中のコレステロールは、たんぱく質と複合体を形成してリポタンパクとして存在しています。リポタンパクは、比重の重さによってhigh density lipoprotein(HDL、高比重リポタンパク)、low density lipoprotein(LDL、低比重リポタンパク)、very low density lipoprotein(VLDL、超低比重リポタンパク)、cylomicron(カイロミクロン、乳び脂球)の、4種類に分けられます。
その内、コレステロールを主に運んでいるのがHDLとLDLで、HDLに運ばれているコレステロールをHDLコレステロール、LDLに運ばれているコレステロールをLDLコレステロールと呼んでいます。
LDLコレステロールが多いと動脈硬化になりやすくなる。
もう少し詳しく説明しているサイトを見つけました。
参考サイト3→サントリーの健康情報サイト「注目したい健診値」
以下、引用です。
血圧と血液の質が動脈硬化に深く関与
成人の血管をすべてつなぎ合わせると、その長さは約9万km。地球2周半もしてしまいます。血液はその中を猛スピードで循環しながら、全身に酸素や栄養を運び、老廃物を回収するなど、生命維持に関わる大切な仕事をしています。
そのため、心臓から血液を送る動脈は肉厚で、弾力性と柔軟性に富んでいます。しかし、心臓が押し出す血液の圧力が強過ぎる状態が続いたり、血液中の脂質や糖が必要以上に多くなったりすると、血管の内壁が傷ついたり、余分なコレステロールなどがたまりやすくなります。
それが血管の老化=動脈硬化の始まりです。
血管の長さに驚きました。地球2周半の長さって途方もないです。
確か月までが約38万kmですから、成人5人分の血管を繋ぎ合わせると余裕を持って月まで届きますね。
2016年、血管の旅。
コレステロールから血管と血液の遥かな旅路に思いを馳せることになるとは思いませんでした。
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