全身を巡り巡って、ヘモグロビン

雑感ヘモグロビン,ペプチド,アミノ酸,

HbA1cでヘモグロビンについて知りましたが、ヘモグロビンとは何やつなのでしょうか。
赤血球の中にある、中央が凹んだ円盤状の物というイメージはありますが、これ以上の素性を知りません。
一体なんなのでしょうね、ヘモグロビンって。

まずは日頃からお世話になっている参考サイト1→ヘモグロビン wikipedia

以下、引用します。

成人のヘモグロビンはαサブユニットとβサブユニットと呼ばれる2種類のサブユニットそれぞれ2つから構成される四量体構造をしている。各サブユニットはグロビンと呼ばれるポリペプチド部分と補欠分子族である1つのヘム部分が結合したもので、分子量は1個あたり約16,000である。αサブユニットは141個のアミノ酸からなり、βサブユニットは146個のアミノ酸から成る。ヘモグロビン分子全体(α2β2)の分子量は約64,500であり、ヘムを4つ含む。ヘムは価数が2価の原子を中央に配位したポルフィリン誘導体である。このヘムの鉄原子に酸素が結合し、血液中を通って各組織へ運搬する。

さっぱりわかりません。これは一体何を言っているのでしょうか。

そこで、わかりやすいサイトを求め探していたら、わかりやすい解説をしてくれているサイトがありました。

参考サイト2→東邦大学 生物学の新知識ヘモグロビン

以下、引用します。

ヘモグロビンは赤血球中に存在し、赤血球の重量の約3分の1をヘモグロビンが占めています。残りの3分の2のほとんどは水分です。従って、赤血球中のタンパク質のほとんどがヘモグロビンであるといえます。赤血球の赤い色はこのヘモグロビンの色なのです。みなさんに赤血球の働きは何ですか?と質問すると、肺で取り入れた酸素を筋肉などの組織に運ぶこと(酸素運搬)です。と答えると思います。その答えは正しいのですが、実際に酸素と結合しているのは赤血球の中にあるヘモグロビンなのです。ヘモグロビンは2種のポリペプチド(成人ヘモグロビンではα鎖とβ鎖)が2本ずつの計4本に、これら各々のポリペプチドに鉄を含むヘムを1分子づつ含有した構造をしています。従って、1分子のヘモグロビンは4分子のヘムを持っています。この?分子のヘムが酸素と結合し、組織に酸素を運んでいるのです。

ヘモグロビンは2種のポリペプチド…。

ポリペプチドって何ですか…?

芋づる式にわからない事が出てきます。

またまたネットサーフィンです。

参考サイト3→わかさのひみつ ペプチドより

 

ペプチドとは

●基本情報
ペプチドとはアミノ酸が数個つながった構造を持つ成分で、大豆やイワシ、牛乳などのたんぱく質を分解してつくられるものが多くあります。
たんぱく質は、人間の体内で消化酵素によって分解され、細かくされてから吸収されます。たんぱく質はサイズが大きく、体内で消化吸収されるまでに、分解するのに時間がかかりますが、ペプチドはすでに分解されているため、すばやく効率よく体内に吸収されるといわれています。また、アミノ酸と比べてもペプチドは血液中をめぐる持続時間が長いため、速やかに体に吸収されその作用が持続するといわれています。
ペプチドは2個以上のアミノ酸のペプチド結合によってできた化合物で、アミノ酸の数によって、2個ならジペプチド、3個ならトリペプチドといい、2~10個程度の少数ならオリゴペプチド、10~100個と多数ならポリペプチドと分類されています。
ペプチドはアミノ酸の結合によってできた化合物を指し、その結合の仕方をペプチド結合といいます。

こうやって調べてみたら、ヘモグロビンはアミノ酸が数個繋がったものがたくさん結合したポリペプチドで構成され、そのポリペプチドの中に鉄を含むヘム1分子が結合してできているというわけですね。アミノ酸の入れ物の中に鉄が入って、鉄が酸素と結合し全身を巡っているのですね。

最後までいくと、最初のウィキペディアのヘモグロビンの説明が少しわかるような気がします。

健康関係の話は難しいですが、わかると楽しいです。