37回、禁煙しました。

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ここ数年、いや10年、20年で煙草を吸っている人は

相当数減った印象があります。

そうです、まず我が家では

家族のはとんどが煙草を吸っていました。

今は吸っている人はいません。

私も禁煙するまでは、相当苦労しました。

まず、誘惑に勝てないのです。

 

煙草の恐ろしい誘惑

1日目が過ぎ、2日目には禁断症状が出て

タバコとライターを買い、吸っていました。

自責の念に駆られ、また禁煙して

また吸って。

禁煙して

吸って

禁煙・・・

もういいですね。

 

こんな繰り返しを1年ほどやって

ある日

もう煙草を吸わなくてもいいやと思えた時があり

禁煙は今も続き、20年を過ぎています。

 

煙草は確かにストレス解消や気分転換になるかもしれません。

しかし、実際は血管は収縮し心拍数は上がり、とてもじゃありませんが

リラックスしているとは言えません。

もう、認めるしかありません。

非常に体にストレスがかかっているのです。

 

 

禁煙のストレスと喫煙のストレス、天秤にかけて

どちらがいいか選ぶしかありません。

煙草に代わる、ストレス解消法があれば

いいのですが、なかなか難しいのが現実です。

 

煙草の恐ろしさ

煙草は徐々に体を蝕みます。気管、気管支、肺にも当然ダメージが溜まります。

肺気腫という病気をご存知でしょうか。

ガス交換の場となる呼吸細気管支や肺胞および肺胞嚢(はいほうのう)など、肺実質と呼ばれる組織に破壊をともなった、異常な拡大が生じた状態のことをいう。

引用:病気の地図帳 講談社 監修 山口 和克 P.50より抜粋

しかも、「障害された肺実質は二度と戻らない」らしいです。

度重なる、喫煙の影響で肺の組織が破壊され、二度と戻らないのです。

 

徐々に肺のガス交換能力が低下していっているのです。

どんなに元気で筋骨隆々でも、

お金持ちで、酸素療法をガンガンできても

肺が十分に機能しなかったら、苦しくて動けないのです。

生命を維持するための酸素を取り込むので精一杯になり

おいしい食事、運動などできなくなるのです。

 

煙草を吸っている人はぜひ、

肺気腫や慢性気管支炎→慢性閉塞性肺疾患。

慢性閉塞性肺疾患について知って頂きたいのです。

 

プールや海、川で息ができず苦しい思いをしたことがある人は

多いと思います。

私も何度も苦しい思いをしました。

 

煙草の苦しさ

肺気腫の方に話を聞く機会があったのですが

とにかく苦しいらしいです。

プールのあの苦しさがすぐ出てくる

苦しさはたまらないと教えてくれました。

 

煙草は習慣によるものが大きいと思います。

起床後の一服

食後の一服

仕事前の一服

一服入れるために一服

煙草がなくても成立します。

 

お茶でもコーヒーでも、お水でも十分代替できます。

 

煙草の依存性もあり、習慣化もされ

なかなか変えるのは難しいと思います。

しかし、今は禁煙外来もあり

1回でも試す価値は十分あります。

 

ライターがザクザク出てきました。

私はタイトルにある通り数えただけでも

37回は禁煙しています。

なぜ数がわかるか、

それはライターの数です。

真新しいライターが大量に出てきたのです。

 

禁煙に失敗しても意思が弱いのではなく

習慣の力が強いだけです。

長い物には巻かれよといいますように

いいんです。

 

今日の禁煙1日が

いつか、未来の禁煙継続の布石になります。

 

 

慢性閉塞性肺疾患は恐ろしい病気です。

 

これから吸う煙草は本当に吸うに値する価値があるか

ただ、習慣で惰性で仕方なく吸っているのか

考えて頂けたら嬉しく思います。