認知症4 周辺症状について
認知症の中核症状によって
引き起こされる「周辺症状」とは
なんのことでしょうか?
周辺症状とはどんなもの?
不安やうつ、幻覚、妄想、徘徊
興奮、暴力、不潔行為などです。
なんでこうなるのでしょうか?
中核症状を引き金に、その人の
性格や素質、環境などにより
引き起こされるようです。
必ずしも全ての人に周辺症状が出るわけでもなく
ずっと続くというわけでもないようです。
多くの認知症の方を見ているヘルパーの方に
聞いたことがあります。
多くの方は認知症になっても、突然
全ての記憶がなくなり、何もわからなくなってしまう
というわけではないようです。
受け答えも記憶をしっかり残っている時もあれば
全く記憶に残らず忘れている時もあり
白か黒ではなく、白に近いグレーや
黒に近いグレーという具合に濃淡があり
時によって変わると言ってました。
本人も記憶を忘れていくことを自覚していて
「頭が働かない」や「馬鹿になっている」と
言う方もいるようです。
今まで何も考えずにできていたことが
全くできない。どうやったかも思い出せない。
これは、恐怖でしかありません。
自分の頭が変になっていると誰に相談すればいいのでしょう
もしくは、自分で受け入れられない人もいます。
私は、そう簡単に自分が認知症ということを受け入れられない
と思っています.
将来が見通せない不安や焦りが
蓄積しうつ状態になってしまう方も多いようです。
周辺症状、うつ状態について
今まで料理が得意だった人が
記憶障害→中核症状が出ることにより
得意な料理の手順、味付けが思い出せなくなり
なんとか必死に作ってみたが、以前とは違う料理になっていて
家族に指摘され、自信を失くし、全く料理をやらなくなってしまい
塞ぎ込んでしまうということもあります。
若い方でも同じですね。
仕事に精を出し、結果を出してきた方が
突然不振に陥り、何をやってもうまくいかず
うつ状態になってしまいます。
中核症状を引き金に引き起こされていますね。
周辺症状、幻覚、妄想について
記憶障害や理解力の低下などにより
自分の記憶に残っていないことは事実ではないという意識が働き
あるはずの所に物がないと、誰かが動かした→盗っていったと
認識するようです。
家電製品のスタンバイ状態で赤いランプが
点灯しているのを見て、動物がいると言ったり
車が停まっているというそうです。
本人の中ではそう見えるということでしょう。
否定するともう大変なことになり、爆発的に興奮し
大騒ぎになります。
しかし、もし自分の父、母がこのような事を
言い出したら、やはり何を言ってるのと言ってしまいそうです。
根底には記憶障害や理解力、判断力の低下があるのです。
周辺症状、徘徊について
認知症は脳の病気のため、体が元気な人もいます。
すたすたどこまでも歩いていくため
最近、社会問題化しているのは
行方不明になる方が多いことです。
徒歩や自転車、公共交通機関、バイク、車で
赴くままに色々なところに行ってしまいます。
見当識障害や記憶障害があり、どこを見ても
どこなのか見当がつかない、同じ所をグルグル回っていても
常に新しい場所。本人は混乱してしまいます。
好きで歩きまわるわけではなく、何か本人なりに理由があります。
その理由を明確に言える方もいれば、なんて言っていいかわからず
言えない方もいます。
見たことも聞いたこともない、異国の地にいきなり
放り出されたら、どうなるでしょうか?
私なら混乱します。
トイレに行って、出てきたらいきなり
異国の地だったら、すぐ状況を把握できるでしょうか?
こんな状態と考えると恐ろしくなります。
今日のまとめ
- 周辺症状は、中核症状を引き金に性格や素質、環境などによって引き起こされる。
- 周辺症状にもその人なりの理由がある。
- 認知症は脳の病気、その人自身が望んだ結果ではない。
明日は周辺症状の続きを考えています。
今日もお読み頂きありがとうございます。







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