認知症2 中核症状について

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認知症と聞くと、徘徊や極度の物忘れを考えますが

症状としては、色々あるようです。

前回の投稿では、認知症とは何かを見てみました。こちら

 

今回は、認知症の詳しい症状について

見ていきたいと思います。

今後の予定としては

認知症状について

代表的な疾患について

どのように接していけばいいのかを

調べてまとめていきたいと思います。

認知症の症状について

認知症と書いてある通り

認知病とは言いません。

では症とは何か?

症状が集まった状態のことです。

症候群と言う場合もありますね。

詳しくは→症候群について

 

認知症の症状、中核症状を見ていきましょう。

その前に、中核とはweblio辞書

「物事の中心となる重要な部分。核心。」

とあります。

 

認知症の中核症状と言うことは

認知症の中心となる症状ということです。

それは

脳細胞が壊れ、機能しないことによる

  • 記憶障害
  • 見当識障害
  • 理解力、判断力低下
  • 実行機能低下

があります。

記憶障害について

脳細胞が壊れることによって

新しいことが記憶できなくなります。

 

よく「ついさっきのことを忘れる」と

聞きますし、実際私も目にしましたが

本当に忘れているのです。

覚えられなくなるのです。

しかし、物事は忘れても感情は覚えています。

これは、脳の働く場所が記憶と感情で違うためだそうです。

 

認知症が進行していくと過去の経験、体験も忘れてしまいます。

 

次は見当識障害です。

見当識障害について

見当識というのは普段聞きません。

なんでしょうか?

参考サイト→ウィキペディア 見当

参考サイト→ウィキペディア 見当識

 

見当、見立て、目安というかんじでしょうか

自分が今いる場所や今の日時、

自分の置かれている状況

のことを言うそうです。

 

見当を付ける能力に障害が出るわけです。

 

次は理解力、判断力の低下です。

理解力、判断力低下について

思考スピードが遅くなります。

二つのことが重なると処理できなくなります。

話しながら着替えるや食事しながらしゃべるなど

いつもと違う場所や違うことをしようとすると混乱します。

 

仕組みがわかりにくいIHコンロなどの機械が使えなくなります。

 

 

次は実行機能障害です。

実行機能障害について

計画や段取りを立て、物事を進められない。

料理の手順がめちゃくちゃになります。

味付けもわからなくなり、結局食材をだめにして

片付けもできず、放置されているという状態や

買い物に行っても、何を買うか

わからなくなり、ひたすら冷蔵庫に食材がたまっていきます。

 

前もって、計画し準備することができなくなります。

 

次は感情について

感情の障害について

感情のコントロールが難しくなり

何でもないことで突然怒るや泣くことがあります。

脳細胞が壊れる、脳の司令塔機能が低下するため

さまざまなことが起こります。

 

これらの中核、中心的な症状が出ることにより

その人固有の性格や生活環境によって

周辺症状と言われる、幻覚、妄想

興奮、暴言、暴力等が出てくるわけです。

 

まとめてみます。

  • 認知症は症状の集まり。
  • 認知症の中核、中心となる症状がある。
  • それは記憶障害、見当識障害、理解力や判断力低下、実行機能の障害など。
  • 中核症状があることにより、個人の性格や生活環境で周辺症状がでてくる。
  • 周辺症状は次回詳しく見ていきましょう。

大事なことは何回も出します。

すべては、脳細胞が壊れることによって起こることです。

その人自身が望んだことではありません.

認知症の引き起こすことについても

症状として出ていることです。

 

風邪をひいて、何らかのウィルスに感染し

緑や黄色の鼻水が出ているのは体の免疫反応の結果です。

風邪を引いた人が汚いわけではありません。

 

症状を理解することにより、その行動の理由がわかると

接し方も見えてきます。

 

私も4-5年前に知っていればと思いました。

どんな状況であれ、病気だからといっても

人生の先輩方を子供扱いしないことが大事です。

このことを介護保険法第一条で

尊厳の保持と言っているようです。

役所かどこかで教えて貰いました。

 

 

5-6人に1人は認知症を発症するかもと

メディアで言ってました。

 

自分が認知症になった時に

少しでも、暮らしやすい世の中であるように

願うばかりです。